八千矛山大国主神社

 

石見銀山の大森町のとなりに、「大国おおぐに」という地名のまちがあります。現在の大田市仁摩にま町大国(旧大国村)で、面積は約15.1キロ平方メートルで市内でもかなりの大きさを誇ります。

江戸時代の「大国」は石見銀山御料内(天領)でした。明治には「大国」の柑子谷こうじだにで、石見銀山の大森鉱山として、銅採掘の近代的な開発を始めたところでもあります。
その「大国」の中市には、出雲大社と同じ御祭神「大国主命」を祀る「八千矛山大国主神社」があります。

神社 外観

八千矛山大国主神社 外観

御神紋

御神紋

 

太古のむかし、高麗の地からお帰りの大国主命が、宅野の韓島に上陸されて、国見ご巡回の道すがら、この「大国の里」にお立ち寄りになりました。
命はしばらく当地に滞在され、「御子森(みこもり)の窟(いわや)」で古代信仰をなされ、奥地に住む賊を平定されました。その折の戦の場所が「血の原」や「勝池」などの地名で残っています。

御子森(みこもり)の窟(いわや) 外観

御子森の窟 外観

御子森の窟 内部

御子森の窟 内部

 

そして、八千矛山に宮所を定められて氏神として祀られたことから、この地を「大国」の地名で呼ぶようになったと言われています。

「八千矛山大国主神社」の情報

神社所在地:島根県大田市仁摩町大国613
問い合わせ先:(一社)大田市観光協会 0854-88-9950
HP URL https://www.ginzan-wm.jp/