出雲「長浜神社」と大田「佐比賣山神社」をめぐる〈福めぐり〉

 

『国引き神話』は出雲国に伝わる神話の一つで『出雲国風土記』の冒頭を飾るお話です。

国引きの神様である八束水臣津野命(やつかみずおみつぬのみこと)が狭い出雲の国を拡げようと、海の向こうから四度に分けて土地を引っ張ってきたといいます。そのとき土地をつなぎとめた東の杭が「大山」、綱が「弓ヶ浜」、西側の杭が「三瓶山」、綱が「薗の長浜」と言われています。

国引き神話で土地をつなぎとめた西の綱「薗の長浜」。その地に鎮座する長浜神社で願い事をしたためた「札」をつなぎとめた西側の杭である三瓶山(旧名・佐比賣山)のふもとにある「佐比賣山神社」に納めます。境内にある「叶え杭」に「願ひ綱」を通した「札」を結びつければ願いを叶え、福をつなぎとめるとされており、願掛けのスポットになっています。

「長浜神社」「佐比賣山神社」の情報

長浜神社(ながはまじんじゃ)
http://www.nagahamajinja.com

〒693-0041
島根県出雲市西園町上長浜4258
0853-28-0383


佐比賣山神社(さひめやまじんじゃ)
http://www1.ttcn.ne.jp/~kitasanbe/a_sub_kanaekui.html

〒694-0003
島根県大田市三瓶町多根305