日本最古のマスク? 福面

世界遺産 石見銀山が“福の地“と呼ばれていたということを、ここ石見銀山資料館で聞いたことがある わたくし福を呼ぶ男です。

今回、日本最古のマスクが石見銀山にあった?!
しかも名前が『福面』って、なんとも縁起がいいではないですか!
早速、調べてみましたよ!

ここ石見銀山資料館は、石見銀山にかかわる歴史や文化を後世に伝える拠点として活動をされています。
この門長屋は、江戸時代のものらしいですよ。

 

さて今日の本題の『福面』とはどこでしょう・・・。

ありました!!!
復元とありますが、『福面』と書いてあります。

なになに?
ここ石見銀山では江戸時代に、鉱山病予防として防塵マスクが考案されたそうで、それがこの『福面』なんだそうです。絹素材の周囲を鉄で覆って、真ん中にも鉄を通した今でいう3Dマスクみたいな感じですね。

 

機能性も考えられていて、生地には柿渋が塗られていて消臭や殺菌の効果もあったそうです。しかも、内側には梅肉が挟んであったから驚きです!梅干しの酸の力が、粉塵や灯りの煙を防いでくれると考えられていたそうです。
さらに、日本でマスクが使われ始めた資料として明治初期の1879年の広告が見つかっているそうですが、それ以前の資料は確認されていないので、もしかすると、石見銀山の『福面』が日本最古のマスクかもしれないってこと?!

本来は、「覆面」と書くところを縁起の良い『福面』にするなんて、当時の人たちってとってもお洒落ですね。

さすがは“福の地”と呼ばれただけあって、石見銀山で採れた銀鉱石を『福石』と名付けたり、防塵マスクを『福面』と呼んだりと、銀山の人たちは幸福を願って暮らしていたんですね。
(展示は令和2731日まで)

 

 “福のある町 石見銀山„ 皆さんも ぜひ訪れてみてはいかがですか?

~いわみ大田で福めぐり~してみてくださいね!!!

「石見銀山資料館」の情報

石見銀山資料館
https://igmuseum.jp/

〒694-0305
島根県大田市大森町ハ51-1
0854-89-0846